前回からの続きです。
相手は弁護士特約に入っていない可能性が高いと見越して、裁判をすることを検討していましたが、もしかしたら特約を使っている可能性もあるとのことなどを理由に裁判することなく、示談となってしまった話でした。
本来なら、何をどうしようが前回の話で終わりでしたが、面白くなりそうと言ったらアレですが、面白くなりそうなことになりましたので、続きを書いて行きたいと思います。
相手方との示談の後
10月の末に、頭ワルイワルイ相手の親との胸糞の悪い結末を向え、おクビイタイイタイだった私は、相変わらず不定期に症状を変えるクビの痛みのために、整骨院への通院を続けるだけの日々を送っていました。
相手との示談も終わったので、保険会社から通院を打ち切られるかと思ってましたが、相手との示談が済んだ後も、「まだ治療中ということですね。分かりました。」と進捗を急かされることもありませんでした。
12月に入ってもなかなか首の痛みは治まらず、通院日数にカウントされるのだろうか不安に思いつつ通院を続けていました。針治療が自分には効果絶大だったようで、1回の施術でかなり症状が楽になりました。
それ以降は数日様子を見つつ、また針治療をしてもらうのを何度か繰り返すことで、完治に近い状態にまで回復することができました。
手首の痛みもあったのでやってもらったことがありますが、本当に魔法のように効き目だったので、なんで最初からやってくれなかったんだと思ったくらいです。
個人差はあると思いますが、私みたいにバイクから投げ出されるような強い衝撃を受けた事故に遭われて首や肩の痛みに悩まされている人は、是非とも整骨院での針治療を受けてみることをオススメします。
私は労災の手続きに失敗してしまって、健康保険を使用しての通院をしていましたが、相手保険から治療費の実費が出るので無料で治療を受けることができますので、忘れずに相手方の保険会社に手続きしてくださいね。
少し話が整骨院のことで脱線しましたが、続きます。
もしかして朗報?
12月に入って整骨院の治療を続けていました。下旬に保険会社さんから電話がありましたが、どうせ身体の調子はどうですかとか、その手のやんわり催促(?)の話なのかと思って書けなおさず放置しました。
すると、翌週の営業日の午前中。ちょうど保険会社の電話で起きたので、仕方なく出てみると、身体の調子はどうですかとのことだったので、「大分、良くなりましたね。」と答えると、予想外の言葉が返ってきました。
「えぬまるさん、バイクの修理代の請求だけで良かったですかね?」
弁護士さんに依頼する時に、バイク以外で破損したものがないか聞かれたことがありましたが、バイク用のグローブには穴が空いてしまったものの、破損したと言えるレベルでもないし、金額的に大したことではないので申請はしませんでした。
このタイミングでなんで、そんなことを言い出すのかと思っていたところ、その後の会話で、相手が弁護士特約を使用していない可能性が浮上したのです。
前回記事中の、弁護士さんとの会話にあった、ナントカの費用の請求が来ていないので弁護士特約を使っている可能性がありますね。その、ナントカの費用の請求が保険会社側に来たようなのです。
費用の請求がないから特約を使っている可能性がある。今回はその逆で費用の請求が来た。つまり相手は弁護士特約を使用せず、自分で費用を負担して弁護士を介入させてきた。自分の予想通り丸腰だった訳ですね。
請求できるかも知れないお金とは
今回私の場合、相手方親の被害者意識が高すぎるがために、弁護士案件となって、弁護士さんに示談交渉を委任することになりました。
ケガで入院・通院した期間や日数に応じて、入通院慰謝料なるものが貰えるわけですが、自賠責基準<任意保険基準<裁判所(弁護士)基準と、裁判所基準の慰謝料が一番高くなります。
今回相手方との示談は済んでますが、弁護士さんに委任しましたので、相手が自転車保険に加入していたら本来もらえていたであろう、弁護士基準の入通院慰謝料と自分の保険に付帯している人身傷害特約(?)との差額を請求できるのだそうです。
その差額の請求に関しては弁護士さんが、何をしてくれるのかわかりませんが、請求してくれるようです。私は相手方との示談が済んでしまっているので、弁護士さんとの委任関係は示談の時点でとっくに終わっている思っていました。
私が請求の意思があるかないかで、弁護士さんとの関係を完全に閉じるかどうかの状況にあったようで、差額が請求できますけどどうしましょうかと、保険会社担当さんが電話してくれたみたいです。
差額を請求することで、自分が貰える金額が少なくなることはないような気がしたので、即返答しても良かったのですが、一応自分でもネットでいろいろ調べてみることにしました。
保険会社の担当さんは年明けにでも返事をくださいと言っていましたので、年明け早々GOサインを出すつもりをしています。
これからどうなるか楽しみ
相手としたら、「謝りに来ないし、弁護士立てるし、腹立つからこっちも弁護士立てて慰謝料取ったったわ!」と満足してるところに、終わったはずの事故の費用の請求が来たときちゃ、どんな気持ちになるか楽しみでしかないですね。
今まで散々、想像の斜め上の行動取ってくれて、こっちの精神にダメージを与えてきてくれたんだから、今度はこっちの番よと。こっちにも相手の得意技である想像の斜め上攻撃に近い形で反撃できるチャンスがあるなんて思ってもいませんでした。
相手は示談が済んでいるので、事故の損害の補償をすべて受け、私に対する損害に対する請求権を失っています。それに対して、私は治療中なので、損害が確定していない。
かつ、弁護士さんとの委任も現時点ではクローズされていないので、請求しようと思えば相手に差額を請求することが状態になっているのだと思われます。
相手はもう攻撃できないのに、こっちからはやろうと思えば攻撃できるって状況がたまりませんね。
肝心の差額の金額がいくらになるかは、私が治療を完了するか、もうこれ以上通院しても改善が見込めない(症状固定)と認めないと分からないようです。
私がネット上で調べた情報で計算したところ金額的に8~12万円くらい請求できるみたいなので、相手側からしたらかなりの痛手になるかと。私の見込みですが、相手が得られた慰謝料から弁護士費用を差し引いて残った僅かの数万円の金額が壊滅します。
まとめ
- やはり相手は弁護士費用特約をしようしてなかった
- 弁護士基準と人身傷害特約との差額が請求できるらしい
- やっとこっちのターン!
以上、胸糞エンドからの、相手によく分からない差額とやらのお金を請求できるという展開になると言う、パチンコスロットの逆転演出のような話でした。
私的には、当たり屋みたいなやつに当たられて、やいやい言われて相手にいくらかのお金が入るのは腑に落ちないと思っていたので、今回の展開は本当にありがたいですね。
年も明けたし、今度はこっちのターンやねんと。感情的にしか動かない相手なんで、再び私、または上司へのゴルァ電もあるだろうなとは思ってます。
示談書にもおそらく接触禁止の一文は記載してくれていると思うので、電話してきたら弁護士さんに連絡して裁判所から接触禁止の仮処分みたいなのしてもらえばいいかなと思ってます。
ゴルァ電で済めばいいけど、ゴルァ凸してきたら警察に通報してしょっ引いてもらうしかないですね。前科モンにできたらそれはそれで私としては面白いんですが。
とどのつまり、1年半以上も前から義務化されている、自転車保険さえ入っててればこんなことになってない訳ですから。最初から最後まで、”生かすもコロ助するのもこちら次第ナリィ”の状況なのは変わらなかった事実に感謝。
続報があればまた随時更新しますので、楽しみにしてくださっている方がいらっしゃれば、どうぞ首をキリンのようにしてお待ちくださいませ。最後まで読んで頂きありがとうございました。
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