6時に起きた。早朝から散歩する人の足音がしたが人気に付かない場所なので安心してすごせた。水場で身支度。朝でもテントの中が蒸すくらいにで気温的にはちょうどいい感じなのだろう。寝袋を日に当てながら撤収。
道の駅鳥海に着いたらリアカーで歩いて日本一周の人と、自分と同じ中華カブの色違いで日本二週目の人がいた。昨日はこの道の駅で寝ていたようだった。リアカーで日本一周している人は久しぶりに見た。
朝ごはんを食べてなかったので食堂で庄内ぶたうどん600円を注文。身体が温まった。2人共福岡出身だからか食堂を出てもまだ軒下のテーブルで寛いでいた。自分でものんびりだが、9時半になっても出発する気配がないのはえらくゆっくりだ。
昔、寄った展望台へ行こうとしてアドリブで曲がったら海辺に出た。風力発電の風車がいっぱいあって、日曜だからか釣り人の車がいっぱい停まっていた。後から気づいたが火力発電所があるところらしかった。
ちょっと走ったところにある展望台へ。近くの広場はキャンプ場と名前がついてないが炊事棟があってBBQ出来るようになっていた。結局そこを公園と呼ぶのか、キャンプ場と呼ぶのかはその人次第みたいなところがあるので、設備的にキャンプできるならキャンプ場だと思う
久しぶりに展望台へ登ってみたが、今日も天気がいいので景色がよかった。展望台に着くまでは忘れていたが、近くに国際フェリーターミナルがあって上からコンテナが釣り上げられるのが見えた。1階は資料が展示されていて国税で密輸がないかなどのチェックする様子が映し出されていた。
昔も立ち寄った日和山公園へ。綺麗に整備された公園で船や昔の木造の灯台が移設されていたりした。あまりにも天気がいいので暑い。今日も走行100km行かない予定でゆとりもあるので日陰のベンチで少し横になって涼んで山居倉庫へ。
昔使われていた米の倉庫で、入口が少し分かりにくいが外の欅の道はいつみても趣がある。売店には山形の工芸品などが売られていた。パインサイダーは飲んだことがなかったので買ってみた。
今日のメインの観光地の加茂水族館へ。前リニューアルした年に来た時はババ混みだった記憶があったので、少し警戒していたのだが日曜だが思ってるよりも混んでいなかった。相変わらずクラゲの展示は素晴らしかった。
明るいレンズの方がシャッタースピードが短くて済んでいい写真が取れるかと思って、買ってろくに使っていなかった単焦点レンズを使って撮影したが、やはり思っているように綺麗に撮れているのもは少なかった。こちらにもさかなクンの絵が飾られていた。
一通り展示を見終わった後にバックヤードツアーを先着10名で300円で参加できるとのアナウンスがあったので、急いで受付に行って申し込んだ。先着10名のようだったが300円掛かるからというのもあってか参加した人は自分を含めて9人だった。
集合場所に行って、水槽にスマホなどを落とさないようになどの注意事項を説明されてバックグランドへ案内された。バックヤードツアーは昔やってなくて、ここ何年かの間のいつからか開催されるようになったみたいで、バックヤードは狭くなっていた。
クラゲの赤ちゃんを育成している水槽や、クラゲ用の餌であるプランクトンのアルテミアを培養している水槽を見れた。奥へと案内されて巨大な丸い水槽の裏側まで行くことができた。おもてから見たら丸く見えるが、実際は8角形になっているらしい。ビゼンクラゲが高級の食材になっている話も聞けた。
解説も面白くて毒を持っているクラゲは他の種類のクラゲを食べて、そうでないクラゲはプランクトンを食べて生きているようで、クラゲを食べるクラゲのためにミズクラゲを育てていたりするらしい。クラゲの餌代は年間700万円くらい掛かっているそうだった。
クラゲの水槽は酸素ボンベを背負って潜って掃除すると、酸素が漏れてクラゲの傘に穴が開くのでできないらしい。長いブラシを使って水槽の裏と表で連絡を取りながら毎日掃除していて、16時半くらいに掃除の様子を見ることができるらしかった。
また、掃除の際に弱ったクラゲを見つけたら取り出してクラゲを食べるクラゲの餌にして、減った分はバックヤードで育ったものを足して管理しているなど、普通に見ただけでは知ることができない裏話が聞けて面白かった。
ガイドツアーや解説してくれる系のものは多少払っても参加した方が理解が深まっていいと思った。
バックヤードツアーが終わったらちょうどクラゲの話を聞ける催しが始まる時間だった。こちらも先着25名のようだったので参加券を手にして参加してみたがこちらも大当たり。意外と人気がないのか参加した人はハックヤードツアーの人のみで7人ほどだった。
柱には有名な人が見学した際の感想なのかが書かれていて印象的だった。こちらも昔はやっていなかった気がするので、いつからか始まったのだろう。売店の位置が昔と違っていたり、アザラシやアシカのショーをやるスペースはなかった気がする。
顕微鏡に写ったクラゲの画像をモニターに表示してくれていて、アルテミアというプランクトンを実際に生まれてきたばかりのクラゲの赤ちゃんにスポイトを使って与えて食べる様子を見ることができた。その後に始まったクラゲの一生の解説が終わる頃にはクラゲの胃に餌が収まっていた。
ミズクラゲはお腹に4つ胃袋がついていて、外から見て色がついていたらお腹いっぱいだとか、空腹だとかが分かるらしい。これを知ってるか知っていないかで、水槽の展示の見方もまた変わってくると思うので、時間にゆとりを持って加茂水族館をじっくり楽しむのをお勧めする
最後に入場口に移転されていた売店で玉こんにゃく100円をぱくり。こんにゃく団子に辛子をつけて食べると美味しい。昔と値段が変わらずで懐かしい。加茂水族館に来たらこれだなと思える。
玉こんにゃくを食べて気づいたが、バックヤードツアーはボランティアさんの都合があるためか、気まぐれでやる日とやらない日があってあったらラッキーらしい。本当に運が良かった。
ボランティアさんがいる日は1時間おきくらいに3〜4回程度開催されるようなので、ツアーがある時は是非とも裏側へ入ってみると面白さ倍増すると思う。加茂水族館を出たら15時を回っていた。近くにある灯台まで登ってコーヒー休憩して、目当ての道の駅へ。
昔使ったがここも温泉施設があって便利なのだった。そして着いてから思い出したがスーパーもあるので寝てくれと言わんばかりの設備である。敷地も広大で人気に付かない場所があるので快適に寝ることが出来そうだった。
昔ここで自分と同じ黒の中華カブの地元のライダーさんと会ったのと、パンクの修理ができないママチャリで旅しているおじいちゃんと会ったのを思い出した。パンクして峠を抜けるのに3日掛かったと言っていた。そこまで来たら一種の遭難に近いと思う。
近くの温泉田田へ。こちらも洗い場で歯磨き禁止だった。また風呂から出て気づいてしまった。9年前はそんなルールなかったのだが東北地方にできた新しい風習なのだろうか。フリーのWiFiが使えたので休憩できるスペースで少しポイ活して外へ。
寝床に戻ろうとしたら車中泊組の連中が駐車場でテーブルと椅子を出して寛いでいた。ちょうど寝床に行く道中だったので邪魔だからカブで跳ね飛ばして他界させてやろうかと思いつつ、真横を通らせて貰った。
歩いてスーパーへ買い物へ。半額になっていた唐揚げと珍しい700mlサイズのコーラと朝ごはん用のパンを購入。珍しく今どきのスーパーでは珍しくカードの使えない店だった。PAYPAYは使えるみたいなのでクレカの端末よりも安価で使えるようにできるのだろう。
電子レンジがあったので唐揚げを温めて寝床に戻った。久しぶりに温かい唐揚げを食った気がして感動した。車中泊組は気を使ったのかテーブルとイスを少し移動して仲間と飲み食いしているようだ。車中泊が堂々と寝泊まりできるのはどうかしてると思う。
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