目当ての場所で起床。結局寝る前に蚊が耳元でうるさくて24時くらいまで寝れず。一度2時半くらいに起きて、又寝て、起きたのが4時半だった。
起きた時はまだ外も暗かったのが、なんやかんや身支度をしてたら日も出てきて、これまた懐かしい感じ。この非日常感を久しぶりに味わってなんとも言えない懐かしい気分になった。
寝袋はテントの中だと蒸して暑い感じだったので、掛け布団のようにして寝たのがが、朝になると急激に冷えて、寝袋の中に入って寝るのにちょうどいいくらいに冷えていた。
寝床周辺がスーパーやコンビニもないエリアだって分かっていたので、昨日スーパーで買い物した時に、予め朝飯用として買っておいたおにぎりを食して、寝袋などを撤収。
テントに露がついていたので、拭いて乾かしながら撤収するも、放置してるうちにまた露が着くのでちょっと生乾きな状態で撤収した。
立岩
道の駅のトイレに貼られていたポスターに、立岩って観光スポットが近くにあると分かったので、そこから寄ってみることにした。
駐車場代1000円となっていたので、道の駅から歩いて行くことにしたものの、よく分からない状態になったので、却下。バイクで向ったら早朝だったのもあるのか、特に人も立ってないのでさくっと砂浜を歩いて観光。
確かに大きかったんだけど、ポスターの写真が凄すぎたのか、期待値が上がり過ぎていて、なんかがっかりした。
経ヶ岬灯台
経ヶ岬を目指すべく走る。
経ヶ岬は目立つ突端じゃないし、標識もさりげなくあるくらいなんで、よっぽど行きたいと思ってる人でないと見落とす感じ。それっぽい車がUターンしていた。
そして駐車場にカブを停めて灯台を目指すも歩いて登らないといけないもよう。てっきり灯台付近までバイクで行けて、さくっと灯台を見れるものだと思っていた。
仕方なく階段を登って灯台を目指すことに。
灯台へは400mほどの道のりのようで、最初こそ登りだったものの、登ってしまえばほぼフラット、灯台付近で少しまた下る感じ。
力仕事である程度筋力はついたは言え、使う筋肉が下半身メインなんで、身体に堪えた。九州で日本一の石段3333段を最後まで登れたのが不思議。あの時は筋肉痛が5日くらい治まらなくて大変だったな。
なんなく到着。天気もいいし、登りだったのもあってなんとも言えない達成感。ついた瞬間トドヶ崎灯台のことを思い出した。最初がきっつい登りで後は歩きで3kmほどの道のり。そのパターンがそっくりなのである。
そもそもトドちゃんの場合、その入り口まで主要な国道から1時間ほど県道を走らないと行けないので、個人的な到達難易度的がNo1だったりするんだけど。
途中にあった展望所の案内が気になっていたので、思い切って登ってみた。これも山頂って言うだけあって強烈な登りで、しんどかった。
登る人が少ないのか、木が倒れて手すりが曲がっていたりするところが多数あった。そして頂上に着いたはいいが東屋があるだけで展望できるところは見つからず。すごいがっかり。
駐車場まで戻った時に監視所跡みたいな記載が案内にあったのでそこから展望できたのかも。どちらにしろ木があるので、海が見れたり灯台が見えたりすることはなさそう。
展望所へ行くのは時間と体力の無駄だと思うので、素直に灯台だけ見ておくのがオススメです。
伊根の舟屋
駐車場で息を整えペットボトルに入れた水を飲む。前カゴにペットボトルを入れて日に当ててるせいか、なんとも変な味。入れる場所は考えた方がいいな。
伊根の舟屋に向けて出発。ガソリンが心もとなかったので、事前に調べておいたスタンドにて給油。
ナンバーを見て「草津ね。うちの娘が書道の学校(塾?)行ってたよ。」って言ってくれた。どうも日本全国から人が集まるような場所だそうな。そんな有名な書道の塾があるなんて初めて知った。
カブに関しては日本産でないので、「いろいろと残念だよねぇ。いろいろ。」と辛口のコメントだった。まぁ自分としては燃費いいし気に入ってるんだけどね。
給油後、あれよあれよと走って舟屋がある町並みへ到着。
のどかな感じの町並みで、建物も昔のままでタイムスリップしたのかと思わされるような感じ。旅行するのに必要な別世界感を満たしてくれるいい場所です。
2年ちょい前に見たあの光景を、また見ることが出来て感動した。すばらしい風景は、何度見てもすばらしいもんだなと。思い切って旅に出てよかったと思った。
天橋立
伊根の舟屋の後は、ちょっとだけ走って天橋立へ。丹後半島をまわるなら定番のコースだろう。ここはそこまで見たいって気持ちがなかったので、スルーしようかと思ってたけど、せっかくなんで寄る事にした。
往復のチケットを買って登りはゴンドラ。帰りはリフトで帰った。風が強い時はゴンドラのみになったりするのだろうか?
この時点でまだ朝9時過ぎだっただけに土曜なのに関わらず人はまばらだった。みんな旅館やホテルでご飯を食べて、そろそろ出かける頃とかそんなところなんだろう。
野宿での旅だと必然的に早く起きることになるので、土日でも人ごみを回避しながら観光できるのは、野宿ツーリングの大きなメリットだなぁと、つくづく実感。
今回は股覗きはせず、写真撮って経ヶ岬灯台へ行くためにカロリーを消費したのか小腹が空いていたので、名物っぽい笠松団子(抹茶)を買い食い。団子を食いながら見る天橋立はなかなかのものであった。
魚っ知館
とりあえず当初考えていた行きたい場所へ全部行ったので、後はボチボチ走って帰るだけ。なんなら14時とか15時くらいには家に着いてるくらいのペースだったので、どうも物足りない。
で、適当に観光アプリで調べていたら宮津に300円で観光できる水族館(?)があるようなので、そこへ行くことに。途中の道の駅で飯を食おうと思っていたけど到達が11時とかになりそうなので、ちょうどいい。
関西電力の元研究施設で、なぜか水族館的なことになっているみたい。電力に関する展示など、対象が子供向けに作られているせいか、子供連れのファミリーが多かった。
ただ展示に関しては料金300円にしたはなかなかもモノ。写真の通り亀やウツボがいたり、水槽も綺麗で結構な種類の魚が展示されていて面白かった。昨日の城崎マリンワールドでの物足りなさを解消してくれた。
入ってすぐのドクターフィッシュと、無料で見れる外のアザラシ・ペンギンコーナーが面白いと思う。ただし、ペンギンは3匹しか飼育されていないのがちと残念。
ドクターフィッシュは割と他の水族館でも展示されていたりするが、見たこと無い人は手を突っ込んでおくのをオススメします。自分一人だけ手を入れただけあってか、10秒くらいであれよあれよと、すごい数の医者が集まってくれた。
電力関係の施設だけあってか、経ヶ岬灯台に使われている電球の縮小レプリカ(?)などの展示もあって、突端と水族館が好きな人は行っておいて損はない施設。
道の駅とれとれセンター
目星をつけていた昼食スポット、道の駅とれとれセンターに到着。
なんとなくだけど、もともと食事とか土産物が買える施設だったのが、24時間利用できるトイレなど道の駅として認められるための条件をクリアして道の駅化したところなのかなぁなんて思った。
去年の北陸・関東・東北ツーリングで、24時間開放の休憩所を使わせてもらった道の駅の駅長さんも言っていたけど、最近は観光のためか、地元の民芸品関係などの施設を道の駅化することが多くなってるみたい。
道の駅ってだけで休憩がてらに寄るか…って時代だし、道路上に道の駅まで1kmとか200mとかの看板も自動的(?)に出るから集客には都合がいいんだろう。
まぁ、そんなこんなで、入っている店の料金を見てみたものの、どこも同じような感じだったので、近かった店に入って海鮮丼を食べた。好きなサーモンは外せないのでサーモンねぎとろ丼にした。
赤レンガ倉庫群
飯を食って、もう本当に寄るところもないし、家に帰るだけだなぁって思ってたら、赤レンガ倉庫群がどうのって書いてある萌え萌えなラッピングバスを見て、見学することを決意。
ラッピングバスはバイクのミラー越しに撮ったので、うまく撮れなかった。どうせ、自分のことなんて気にしないだろうし、もっとヒャッハーすればよかったな。
走ってたら赤レンガ倉庫が見えてきて、そこから自衛隊の基地があって、見学できるっぽいので、見学してぇ!って思ったら駐車場があったので、飛び込み。どうも赤レンガ倉庫群の駐車場も兼ねているよう。
こりゃ一石二鳥ですやんと悠々と観光。割とノープランでもアンテナさえ張ってりゃこういう発見があるから面白い。
入れる建物が3つくらいで、1つはレストラン的な感じ。もう1つは土産屋、もう1つは映画のロケに使われていたときの資料館のような感じだった。あまり興味がないので、外観だけを適当に写真撮って終わりだったけど、楽しかった。
舞鶴海上自衛隊
そして自衛隊の軍艦(?)の見学である。赤レンガ倉庫群の駐車場から歩いて7分~10分程度。
この船の展示、土日しかやってないそう。タイミング良い感じで通りが掛かったもんだ。ちょうど基地の前の信号でひっかかったのも大きかったかな。
受付で首に掛けるタグを首に下げて見学。こんな近くで自衛隊の船を見たのは初めてだったので、テンション上がった。
日によっては船の甲板くらいまで入って見学できるみたいなのが、残念ながら今日は船の上には上がれない日だったもよう。5艘くらいある船を歩いて適当に写真を撮って撤退。なんか良く分からないけど面白い!っていいよね。
帰宅までにひと悶着
そして、本当にやることがなくなったので、高浜から県道16号へ入って国道162号へ抜け、そのまま477号を走って滋賀に入ろうかと思ってたけど、県道38号やら110号を使って滋賀へ。
ビレッジラインとやら名のつくだけの険道にかなり体力を消耗させられた。車が通らないのはいいが、ガードレールはないし、路面がかなり凸凹なんで常に気を使って運転しないといけない。
時間あたり都心を走ってるくらいの距離しか走れなかったので、なんだかなぁって感じ。最初は楽しいんだけど、続けば続くほど、終わるのまだ?って思うのよ。
あと車通りが本当にないに等しいから、ここでパンクとかしたらどうすんべ?って不安。マイナス思考だからここでパンクしたら携帯の電波も圏外だし、車通るの待って、助けを求めることになるんだろうけど、どう説明すんだろって考えながら走ってた。
で、なんとか国道367号(通称鯖海道)に出た。この時点で16時くらい。このままなら飯の時間までには帰れるかなって思ってたけど、鯖海道を南下していたら突如渋滞が。
道的にこんな混むはずがないので、事故か?って思ってたら対向車側から救急車が走って行った。とりあえず停止している車の横を抜けれるところまで行ったものの大渋滞。
どうするかなって思ってたら、反対車線を果敢にも走っていくバイクが居たので、一人じゃ怖いけど、便乗して自分も着いていくか?って思ってたら、反対車線に出て走っていたライダーさんが戻ってきた。
「駄目だわ。自転車すらも通れない状態だったから、引き返した方がいい。」
と言われたので、引き返すことに。
実はこの道迂回路がないのよね…。だから結局20kmくらい北上して県道23号で安曇川に抜けて南下する羽目に。そこから何回か休憩しつつ琵琶湖大橋を渡って帰宅。
かなり疲労困憊だったので、荷物の片付けなどは後回しにして飯食って風呂入って寝ました。楽しかったけど疲れたなぁ。まさかの事態で230km程度の走行予定が300kmになるとは。
ちなみに燃費はリッター74kmほどでした。やっぱりカブは燃費がイイね!
走行距離300km
ガソリン3.3l 479円
とれとれセンター サーモンねぎとろ丼1250円
土産1242円
琵琶湖大橋有料道路20円
ガソリン3.82l 504円
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