朝7時前に起きた。やはりお気に入りのキャンプ場はゆっくり寝ることが出来ていい。起きると既に出発の準備をしている人が多かった。
今更だがキャンプ場とビール会社がグルになっているのか、キャンプ場を利用すると350mlの缶ビールが1本貰えるようだ。手違いなのか貰えなかった日もあったが利用手続きをする度に試供品みたいな缶ビールをもらえた。
宗谷ふれあい公園キャンプ場のフリーサイト利用料は500円なので、ビールが150円とすると実質350円となる。コインシャワーが無料で使えるので、一般的なコインシャワーの利用料を200円とするとシャワーを使うと1泊が実質150円と考えることもできるので本当にスペックが壊れている。
ゴミ捨て可でコインランドリーも完備で無料の洗剤も置いてある。受付で炭なども購入することができるので買い忘れなどがあってもキャンプを楽しむことができるという、一体誰が得するんだという自分史上今までにないぶっ壊れ性能のキャンプ場です。
炊事棟で身支度してコーヒーを入れて昨日買っておいたピザパンを食べた。天気は曇天で予報的に昼から晴れるらしいがあまり期待し過ぎないようにしようと思う。
曇天で何もすることもないので、キャンパーズハウスでパソコンやモバイルバッテリーの充電してチェックアウト時間まで過ごすことに。
他の人もポータブル電源を充電しているし、現に充電しながらブログを更新していた時も巡回する警備員さんに注意されたこともないので、黙認されてるのか使ってもいいとされてるのか分からないが使える感じなのがありがたい。
自分がキャンパーハウスに入った時は2台のポータブル電源が充電されていた。ツーリングマップルを見ながら充電待ちしている方に声を掛けて天気の話やお盆をどうやり過ごすかの話をした。ちなみに特殊なポータブル電源らしくお値段8万円ほどするらしかった。
もう1台のポータブル電源の持ち主がキャンパーハウスに入ってきたので声を掛けてみたら、あ?あ?と言われてやべぇ人に声掛けちゃったかと思ったら聞き取りにくかっただけだった。
小型のポータブル電源だったのでさっきのより少し安いだろうと思っていたら、4万円いくかいかないかくらいだと仰っていた。日本一周中に会った旅人のトミーさんもポータブル電源を持ち運んでいて少し興味はあったもののお値段的にちときついものがあるなと思った。
青森の津軽の人らしく言ってることの半分くらいしか理解できなかったが、留萌ににしん親子弁当なる幻の弁当が売っていて2日前に予約しないと買えないものがあるらしい。旅人に2日前の予約を求められるのは辛いものがあるが留萌周辺で天気の都合で足止めになっている人には好都合なご当地グルメかも知れない。
しかし、北海道はこのようにいろんな旅人の人に声を掛けると意外に知らない情報が知れるのでできるだけ声を掛けるようにした方が機会損失がなくていいと思った。
曇っているのでチェックアウト時間ギリギリまでウダウダやって撤収作業完了。10年くらい着てる夏用の長袖のシャツが擦り切れて破れてるのでさすがに捨てることにした。普通の人間からしたら早よ捨てろやと言うレベルだと思うが、これが無いとジャケットを着るしかなく、暑い日に観光する時の日焼け防止として捨てる訳にはいかなかったのだ。
パンツと靴下も何年も使い続けていて下手って来ているので選択回数を少なくすると言う意味も含めて数セット買い足すことにした。
近くにしまむらがあったので立ち寄ったら靴下5足が安売りされてたのでボクサーブリーフ2枚入を2パックとロゴスとコラボした着心地が良さそうな長袖シャツを購入した。買い物を終える頃には晴れ間が出てきた。
稚内を離れる予定だったので、一応天気がいい状態で撮っておくかと通り過ぎたあとUターンして、日本最北端のマクドナルドに設置されているベンチのドナルドと記念撮影しておいた。
昨日閉まっていて行けなかった米軍バーガーを食べられるデノーズに立ち寄って米軍チーズバーガーを注文。スラッピージョー1400円が1番人気メニューらしいが値段的にどうなんだと思ってたけどみんなスラッピージョー注文で自分よりも後に入ってきた人が注文したら品切れになっていた。
すき家に行ってないで稚内にいる時に食っておくべきだったか。ただ材料がなくなり次第営業終了となっていたので、なかなかタイミングが合わないと難しいかも知れない。
商品も丁寧に作られているのか注文してから提供されるまでに10分か15分近く掛かっていてメニューにも少し時間が掛かりますと明記されたいるのでフェリーや次の観光予定など時間にも注意する必要がある。
上記の写真を見てもらえば分かると思うが、今時の大きさのスマホと一緒に写したので大きさが分かってもらえるだろう。出てきた時のインパクトがすごい。当たり前だが手で持てる大きさではないので、用意されたナイフとフォークでステーキを食べるような感覚で食べる。
食べにくいが、じっくり時間を掛けて作られているのもあって、パンの食感もサクサクでお肉はジューシーで食べ応えもある。稚内駅から歩いてすぐの立地にあるので、電車であれ車であれ稚内に立ち寄る際には是非ともオススメしたいお店である。
前回と同様、お冷が少なくなったら足してくれたり、炭酸のボトルを開けた際に掛からなかった?と聞いてくれたり気使いが嬉しい店主さんだった。久しぶりに立ち寄れて良かったし、また行きたいと思った。1400円のスラッピージョーは次稚内に行った時の楽しみに取っておくことにしよう。
デノーズに入ったのが12時過ぎで食べ終わって出てきたのが13時だったので待ち時間はもうちょっと長いかも知れないがそれくらい掛かると思っていた方がいいと思う。
海岸線沿いを走って昨日立ち寄った展望台へ。やや雲が多くて物足りない。雲的に徐々に東に流れているのでしばらくボーッとして過ごすものの、日が照っていると暑い。言うて本州はこっちの最高気温が向こうの最低気温という考えられない暑さを奮っているよう。
少し雲が流れたところでオロロンラインを南下して行く。時間に余裕があるので無理せずあえてゆっくり走った。行きしにも寄った日本最北の無人駅抜海に立ち寄った。噂では廃止になるみたいだが地元住民が観光資源になるからと反対してるとか。
駅にあった名所案内の看板の天然御花畑に海岸線一帯と明記されていたのを見かけたが、これは頭の中がお花畑になるくらいの景色を指しているのかと思うとすごいインパクトのある看板だなと思った。天然お花畑と書いてハッピーセットと読ませる感じでしょうか。上にハッピーセットとルビを振っておいて欲しいところである。
相変わらずオロロンラインは走っていて気持ちがいい。まさにライダーの聖地だと思う。途中、牧草ロールが塊でおいてあるところがあったので珍しいと思ってバイクを停めて記念撮影。
途中の休憩所こうほねの家にも立ち寄って自販機でコーヒー休憩。ICカードで買える自販機だったので全然使わず財布の肥やしになっていて3000円くらいがチャージされたままのICOCAで買ってみた。小銭要らずで買えるのは便利になったものだ。これからはできるだけ現金を使わないスマートな買い方を突き詰めていきたい。
サロベツ原野に寄ってみたが暑いだけであまり面白くなかった。日本一周中に似たような釧路の湿原も見たが自分にはあまりピンと来ないようだった。泥炭を採掘して加工していろんな商品になっているらしい。
天塩に向けて順調に南下、やはりライダーの手振り率が高い。ライダーニコニコラインである。道中前からサイドカー付きのバイクのようなものが見えてきた。近づけば近づくほど色が赤だと分かった。
そう、昨日の夕方童夢の近くの展望台で話をした初老のおっちゃんだった。昨日の今日で再開することになるとは。これがあるから旅は面白くていい。昨日の今日なので向こうも昨日展望台で会ったやつだと気付いてくれているだろう。
北緯45度のモニュメントでも一応写真を撮っておいた。現場にいたライダーさんが熱心に三脚を使って写真を撮っていた。撮ってくださいとお願いされたので何枚か撮影して、自分も撮りましょうかといってくれたので、お言葉に甘えて撮ってもらった。もちろんド逆光なのはお互い承知で何枚も撮ったりしてもらった。シルエットだけみたいなのもそれはそれでありなのではと思った。
Nモニュメントを過ぎてすぐの本命のオトンルイ風力発電の風車の前に来て写真を撮った。前と同じアングルで撮ろうと前撮ったであろう場所で撮ったものの同じ構図にならなかった。いったいあの1枚はなんだったんだろう。奇跡の1枚ってあるんやな。
17時にお目当てのキャンプ場に到着。さっき写真を撮ったり撮ってもらったりしたライダーさんがテントを設営中だった。自分も受付で500円を払って手続きを済ませてテントを設営した。結構広くてどこに張ろうか迷ったものの、隣のテントと近いのが嫌だったので端っこの方に建てた。
サイトの土が柔らかいのかペグも手で奥までするっと刺すことができた。今までで1番すっと刺せたのにビックリした。とは言え流石にペグハンマーが欲しいところである。
テント設営後は写真奥に見えている施設である、てしお温泉夕映で入浴。こちらも昨日同様ぬるっとした泉質で温泉に入ってる感がいい。いつもの様に入浴後疲れというか眠気みたいなものが出てきた。これまた近くにあるセイコーマートでお酒と100円パスタ、明日の朝ごはんのパン買ってキャンプ場へ。
今日は休憩所でゆっくりしてないので体の熱が下がらずビールがうまい。海のそばで沈んでいく太陽と利尻富士を見ながら風呂に入ってのんびりできて1日500円とは破格。オススメ情報をコメントしてくれた方に感謝。サイトも広くてよっぽどのことが無い限り込み合うこともないのではと感じた。
オロロンラインにあるキャンプ場はどこも海沿いなのでロケーション的な意味と温泉が近くにあるところが多いので強すぎる。どこでキャンプしてもいいどころか、キャンプ場ごとに1泊ずつしたいくらいのレベル。
自分が9年前にバイクで日本一周した時は、本州でキャンプ場が少なかったり、事前の予約が必要だったりと、自分的に面倒なことが多かったのもあって、道の駅泊中心で野宿旅をしていてその癖のまま北海道を旅してしまったので、北海道だけはキャンプ場メインで旅していたらなぁと後悔してる。
こんなにいいキャンプ場がゴロゴロしてるとは思わなかった。キャンプ場が多すぎて逆に調べるのが大変だったというのもあるかもだが。
本州と北海道の野宿事情が反比例しているというのか、それだけ北海道が異常というか、旅をするのに向いている環境が整っているのもあるからこそ、車だろうがバイクだろうが夏の北海道を訪れる旅行客が耐えないのだろう。これは病みつきになると改めて感じさせられた。
ということで、明日は自分が愛用している天気予報アプリだと1日曇なので、明日は休養日にするか曇天の中ちょっとだけ移動するか迷ってます。天塩がご当地グルメがしじみラーメン以外にも色々あるっぽいので1日くらい停滞してもいいかなと思ってます。
コメント
おお、天塩のキャンプ場行かれましたか。
あのキャンプ場は利尻富士と夕日が綺麗ですよね。
北海道はこのクオリティのキャンプ場がたくさんあるので楽しいですよね。
音威子府の駅そば屋はなくなってしまっていたのは残念です、ただ周囲の音威子府そば屋も結構おいしかったですし曇天で滞在されるならオススメですよ。
もしくは日本海側に戻ってしまいますが「北のにしんやさん」の甘エビ丼が通風待ったなしでこっちもオススメです。(日本一周のときに行かれていたらすみません)
キャンプ場情報教えてもらってありがとうございました。1日に移動できる距離的にもちょうどいい場所でした。オロロンライン道中にあるキャンプ場のどこかには泊まりたかったのでちょうどよかったです。露天風呂から見る利尻富士はなかなかのものでした。サイトも広いですしそれほど蚊もいないしセイコーマートも近くていいキャンプ場でした。
北のにしん屋さんですが、調べて見た感じ寄ったことがある感じですね。ただうまい海鮮物は大歓迎なので、またどこかで美味しい丼を食べたいところですね。