朝6時半に起きた。昨日は夜に唐突に風が強くなってテントが倒れるんじゃないかと心配になったが数時間後に何事も無かったかのように風が収まった。
風が収まったと思ったら今度は隣のテントのおっさんのイビキがかなりうるさくなった。それなりの距離があるのにあの大きさはかなりの爆音である。寝れないこともなさそうだったが静かに越したことはないので久しぶりに耳栓を使って寝た。
アーニャ、いびきうるさいおっさん嫌い。(しろめ)
起きたらイビキがうるさいおっさんと、うるさくなかったおっさんがテーブルで寛いでいた。自分も隣のテーブルでお湯を沸かしてコーヒーを入れて、昨日買って置いたジャムパンを食べた。
昨日キャンプ場に戻ってきたときもテーブルで二人でご飯を食べていたので最初は2人でまわってるのかと思っていたがフェリーで一緒になっただけだったらしく、なんで片っぽの人だけ撤収が完了してるんだろと不思議に思っていたら、イビキがうるさいおっさんが先に出発して行った。
駐車場に止まっているバイクがハーレーと原付二種のオフロードバイクだったので、一緒に走るにしては差がありすぎるから、昨日からなんかおかしいと思ってはいたんだよなぁ。
そんなこんなでテントを乾かしたりしてゆっくり撤収作業完了。朝からやたら風が強かったりで撤収するのが大変だった。下記の写真の通りさっきまで晴れてて利尻島もう1周しちゃうか考えるくらいの天気だったのに撤収が終わる頃には曇天に。
利尻富士は上の方は全く見えない状態。昨日曇りでも島を観光しておいて本当に良かったと思った。
スマホでブログを書いていたらイビキがうるさくないハーレーのおじさんに落ちてたよとバイクの鍵を付けているカラビナを渡してくれた。テントのポケットに入れていたやつだ。ポケットの中を取り出す前に逆さバッサバッサしてしまった落としていた。危ないところだった。
言うて出発する時に気づいて自力で回収可能だったとは思うし、最悪財布に予備の鍵を入れていたのでなんとでもはなっただろうが。今後気をつけないとだ。
フェリーターミナルに向けて走るも風が強いのなんの。昨日がこんな天気だったら間違いなく何もしなかったであろう。利尻富士も全く見えなくなった。昨日温泉で山に登ると行っていた2人はどうしてるのだろうか。ここまで天気が悪いと安全面も考えて延期にしてるのだろうか。
風が強すぎてジャケットを着ていても体が冷えて寒い。夏でも寒く感じることが北海道って感じでいい。ある意味自分が望んでいたものだ。風が強いものの自転車で観光している人を見かけた。これはこれで北海道の自然の偉大さを感じられるのかも知れない。
無駄に利尻空港に寄って昨日観光出来なかったポンモシリ島が見えるところに着く。フェリーの時間までまだまだ時間が残ってしまった。
あまりに寒かったのでセイコーマートでホットミルクティーとパンとどら焼きを買ってフェリーターミナルの中で食べた。セイコーマート限定のカップラーメンを食べようかと迷ったが店の外で食べるにしても寒そうだったのでやめておいた。
ターミナル付近を散策してやることがないのでターミナルのベンチで昼寝。手続きできる時間になったので並んで受付してもらった。外に出たら風も弱くなって気温も高くなったのか先ほどよりも寒くなかった。
待機場所で乗船を待っていたもののなかなか入れず。どうやらトラックや車などを先に入れているみたいだった。どのフェリーもバイクが先だったので珍しいこともあるものだ。完全に出遅れているのでコンセントをライダーで占拠することはできず。(しろめ)
甲板に出れる船だったので甲板で外の景色を見ながら稚内に戻ることにした。フェリーにWiFiが配備されていたのでポチポチとポイ活して過ごそうと思ったが回線がかなり不安定なので、甲板で景色を見て稚内に着くまでぼーっとしていた。
出航して利尻の街が遠くなっていくのはなんとも悲しい気分になった。久しぶりに北海道に旅に出たが利尻島にも立ち寄って本当に良かったと思えた。しばらくしたら利尻の頂上部分だけが晴れるという面白い現象が見れた。今日登山した人は雲海みたいな景色が見えたのだろうか。
稚内の街が見えてきた。少々雲も見えるが天気はなかなか良さそうだった。下船してみると曇天だったのでこの日の移動はやめる方向になった。とりあえず14時前とお昼にしては遅い時間だが飯を食べることにした。
9年前に食べた米軍バーガーが食べられる店に行ってみたもの昼の営業時間が終わったのか準備中の看板が立っていた。当時着ていたジャケットのポケットのペットボトルを見て水入れとこうか?と気の利いたことを聞いてくれた店主のお店なので残念である。
どうしたものかとスマホをポチポチしたものの、いつものようにこれだと言うものが見つからなかったので再び最北端のすき家に行くことに。今日は一番好きなメニューのねぎ玉牛丼を注文。ちなみに黄身と白身は分離しない派である。久しぶりの好物を食べて満足。
昼食後は無料で見学できる樺太記念館に入ってみた。フェリーを降りて北方向に走っていったと思いきや、何気にフェリーで一緒だった人のバイクも止まっていて記念館を見学していた。受付の人との話を小耳に挟んだところ北海道は6回目らしい。
何回も来たくなるのは分かるが一体なんの仕事をしているのだろうと思ってしまった。なかなか長期の休みを取れる仕事はないと思うのでそういう環境にいられる人が純粋にうらやましい。寄り道していたら15時になってしまった。
樺太記念館は樺太に関する資料が充実していて勉強になった。当時でも樺太には鉄道があったらしい。特にロシアと日本の国境に設置された石碑みたいなものが印象的だった。海で国の境が決まってる中で大陸の中で境があった時があるのか。
朝から体が冷えてしまっていたので、もう一度入っておきたかった最北端の温泉童夢で入浴した。こんなに広かったんだっけと思った。泉質も少しぬるっとしていて、自分はいかにも温泉に入ってるという感じがして好きだ。
コンセント使用禁止の頑なな感じは前はなかったような気はする。あと露天風呂の立ち小便禁止の貼り紙が1番印象的だった。年月が経って客層も変わったのだろうか。
確かに利尻富士を見ながら放尿したら気持ち良さそうだとは思うが露天風呂で立ち小便するやつが出てくるとは。妖怪ウォッチでもそんなやつ出てこないだろう。
童夢までの道を走っていて感じていたが天気はいいが風が強い。横風が吹い反対車線の方に持ってかれたり逆に歩道側に持っていかれたり。いつ突風が吹いても対応できるようにスピードも思ったように出せないので、走っていてしんどい。
ずっと走ってると体力的にかなり消耗しそうだったので天気はいいところで残念だが、追いオロロンラインは諦めて宗谷ふれあい公園のキャンプ場に泊まることにした。一応予約の電話をしておいたが残りの空きサイトがかなり少なかったみたい。昼くらいにはキャンプを確保しておく方が無難なだったか。
キャンプ場に予約の電話をした展望台でサイドカー付きのカブが入ってきた。童夢で一緒やったなぁと言われたが記憶にない。童夢でタバコを吸う場所がなかったので展望台で吸いに来たのだそう。いろいろと話をして函館少年刑務所の前で売っていたインスタントの中華麺を貰った。
サイドカーなどはカブ込みこみで80万円ほど掛かってるのだそう。塗装も溶接してもらったバイク業者さんにやってもらってるので赤色のカブが限定で売ってたのかという綺麗さ。
スーパーカブプロがベースでホイールが小さいので、写真を撮っていいかといった時にこのままだと逆光になってうまく取れないだろうからと、気を使ってくれて向きを逆にしてもらった時にクルッと回ったのを見たが思ってた以上に小回りが良くてびっくりした。
跨ってもいいと言われたので遠慮なく跨らせてもらって写真を撮って貰った。今日は鏡沼のキャンプ場のバンガローに泊まるのだそう。
せっかく温泉に入ったのに風が強いせいか体が冷えてしまった。自分が薄着なのもあるが。あとは稚内のいつものスーパーでお酒などを買ってキャンプイン。何泊もしてたので家に帰ってきたかのような感覚になってしまった。
体が冷えてしまったというのもあったので、今日もキャンプ場で袋ラーメンを作って食べることにした。買ってきたもやし半袋、ほぐしチキンサラダ半袋を使ってラーメンを作った。食べて見たものの、もう少し味なり食感なりインパクトが欲しいところ。
ラーメンを食べても体が温まりきらないので無料で使えるシャワーで暖をとった。残りのもやしとほぐしサラダチキンを塩コショウで炒めて晩酌。やはりキャンプ場で簡単な調理でもいいからやって食べると気分がいい。滋賀に帰っても定期的に無料でキャンプできる湖岸で寝泊りキャンプしようと思った。
明日は追いオロロンラインをするつもりだがお天気がどうなることやら。今年の北海道は天気が悪い感じなので、今日よりも天気が悪いこともある可能性もあるので、直近で晴れそうな予報があれば何日かくらいは停滞してもいいかなと思ってます。
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