北海道旅96日目(最終日) 無事に家に帰還しました

昨日は疲れが溜まっているのか20時には寝てしまっていて2時に起きてしまった。それからあまり寝ることができず。4時半くらいからのそのそと洗面所で身支度して、昨日買っておいたパンを食べて下船の準備を始めた。

思ってるよりも早く車両甲板に案内されたのでバイクの元に行って荷物を軽く整理。一応外は雨が降っている予報なので下にもカッパを履いて準備した。

下船の時間になったので案内に従って船を出た。さすがに雨が降っているので滑ってコケないかしんぱいだったが大丈夫だった。外はそれなりの雨が降っていた。フェリーターミナルを出てすぐの所に屋根のあるトイレがあったのでとりあえずそこに逃げ込んだ。

トイレの中の東屋みたいなスペースにフェリーから乗り降りする人が捨てたゴミなのかあまりにもゴミがてんこ盛りになっていたので写真を撮ってしまった。こんなに派手に捨てられているのは初めてかも知れない。

雨雲レーダー的に9時半には雲が無くなるのようだったので、とりあえずはここでゆっくりすることにした。それにしても乗船してる人のバイクの荷物を見る限り宿を取って旅している人が多いのか荷物満載のバイクが見当たらなかった。みんなお金持ちなんだなと思った。

どこか別の施設にでも入って雨宿りするのであろうか、結構な雨なのにみんな走っていった。自分は時間には余裕があるが金には余裕がないので、東屋の下で地べたで横になって休んだら雨の中釣りに来た若者が自分の姿を見てなのか分からないがゲラゲラ笑いながら通って行った。

疲れていると邪魔にならないところなら、地べただろうがどこでも横になるくらいの度胸はあるし、まわりが自分のことをどう思おうが関係ない。そんな気持ちで横になって雨が止むのを待った。

今回の旅でカメラを入れたウエストバッグと財布やイヤホン、目薬や耳栓などちょっとしたものを入れていたボディバッグの2つを持って旅に出たのだが、ボディバッグを肩に掛けていると歳なのか疲れるので難儀した。

旅の後半はボディバッグから貴重品である財布だけズボンのポケットに入れ、ボディバッグには上着を掛けてバイクに置きっぱなしで観光することもあった。

できれば次からはバッグ1つでスマートに旅したいと思ったので、カメラバッグ兼普段用の少し大きめのウエストバッグが無いか調べて時間を潰した。

2時間ほどた経って、雨が降ってるかどうかの状況になったので家に向けて出発することにした。どうやら釣り人がゴミを捨てているようで自分が雨が止むまでにいろんな人がぼんぼこゴミを捨てて行った。

自分も性能がゴミのテントや、使い倒した銀マット、接触不良のランタン、10年くらい着て破れてボロボロになったジャケットなど捨てたいものを全部ここで捨てていこうかと思ってしまった。

あれだけゴミがあったら自分も捨てようと言う気持ちにならなくもないが、今日家に帰れる人間ならさすがに家まで持って帰ろうぜと思ってしまった。

途中、本当に走ってもいい場所なのかと思ってしまうところがあったが多分大丈夫。またトンネル内でトラックに追い越し掛けられたりで少し怖い思いをした。トンネルの出口超えたら左に寄るってのにクラクション鳴らしてくるとは何事や。

もしかしたらいつの間にか走っては行けない場所を走っていたのかも知れないが、そうならもっと分かりやすくしてくれないと、こちらとしても他界してしまうかも知れないので本当に困る。

朝早いからと天気が悪いというのもあってか全体的に交通量は少なく走りやすかった。途中で事故があったようで、車2台が止まっていて片側相互通行になっているところがあった。

追突されたのか軽自動車が横転していた。交通整理していた警察官の人に会釈していつも以上に気をつけながら走らせ道の駅マキノで一休み。

滋賀まで来たからか上下カッパを着ているからか寒さは全く感じないのが有難かった。寒さもあると疲れ方はもっと違っていただろう。

食堂で何か食べようかと思ったもののモーニングメニューしかなくあまり食べたい感じだったのでやめ。外の自販機でコーヒーを買った。何気にバーコード決済できる自販機は初めてみた。

欲しい商品のボタンを押して支払い方法のauPayをタッチするとバーコードが表示されるので、それを読み取ってスワイプすることで支払いできるらしい。スワイプした瞬間に選んだ商品が落ちてきて未来的だと感動した。

旅に出る時に寄ったメタセコイア並木道に行くか迷ったものの曇天なので寄らずに家を目指すことにした。小雨が降る中、順調に南下。元々流れが早いところなので、後ろから来る車を左に寄ってやり過ごしながら走った。

10時と昼には早いがすき家でお昼ご飯にする。好物のねぎたま牛丼を食べて気合を入れることにした。ここから家まで残りは50キロほど。最後まで無事に帰れるように慎重に運転する。

すき家の向かいには、先日までいた山形のヨークベニマルのロゴに似ている滋賀県のご当地スーパー平和堂があった。このマークを見ると滋賀に帰ってきたという感じがする。

道中、旅の初日にも寄った白髭神社の鳥居をパシャリ。バイクや自転車だと気軽に路肩に停められるのがありがたい。祝日というのも、てか自転車のグループが写真を撮っていた。

琵琶湖大橋まで来て渡ろうか迷ったものの、ゆっくり走りたいのであえて流れの悪い西側をそのまま走ることにした。何年も走っていなかったのでショッピングモールができていたり、昔何度か打ちに行ったことがあるパチ屋がスーパーになってたりといろいろ変化があった。

琵琶湖の遊覧船乗り場で一休みすることに。小学生くらいの頃に乗ったことがある船が泊まっていた。船の中で食ったカツカレーのカツがゴムみたいな食感で味にうるさくない自分ですら不味いと思ってしまったのを思い出した。

そして特に必要もないがベンチがあったのでつい横になって昼寝した。ベンチの硬さが身に染みるがよく寝られた。しかしずっと硬い場所で寝ていると疲れが溜まってくる気がした。

昨日のフェリーの1番安いベッドも宿を取って旅をしている人からしたら寝苦しかったり感じたかも知れないが、自分からしたら最高の寝心地的だった。毎日柔らかい布団やベッドで寝れる環境で旅してるとか富豪かよと思ってしまう。

その代わり時間がないから、今日のようにどんな天気だろうがカッパを着て走っていくという苦行をしているので自分たちとどっこいどっこいなのかも知れないが。

起きたら遊覧船ミシガンが泊まっていた。連休だからか乗船する人が多いみたいで行列ができていた。地元だからなんとも思わないが他所から来た人からしたら楽しいのだろうか。

昼過ぎに家についた。親は出かけているようで鍵は指定の場所に入れてあった。積んでいた荷物を外して玄関に入れた。全部ではないがこうやって並べてみると結構な量だなと思った。

玄関に置いた荷物を部屋に入れて、洗濯物だけは取り出して洗濯カゴに入れた。他の片付けは明日以降ちょっとずつやろうと思う。家に着いたら安心したのかどっと疲れが出てきた。

部屋の中に入って自分の部屋ってこんなだったっけと思った。久しぶりに起動させたデスクトップパソコンのワイヤレスマウスの反応がイマイチ悪い気がした。本体に埃が溜まっているからかファンの音も気になった。

教えて貰った工具箱や保温バッグなどネット注文したいものもあったり、楽天モバイルの契約をpovoに変えたりと、やらなければ行けないことがいろいろあるが、これもまた後日やることにした。

しかし、久しぶりに長い旅だった。旅に出た時は大丈夫かと思っていたがペースを落とし気味にしていたら普通に旅することが出来て良かった。

ただ、野宿メインの旅だと長期間の旅も2ヶ月くらいに抑えておかないとしんどいなと思った。後半は常に最大HPが半分くらいの状態で休んでもすぐに疲れが溜まってくる感じがした。

後半の移動はほぼ苦行だった感じなので、しばらくはバイクツーリングはやりたくない。旅するにしても青春18きっぷを使って電車旅にしたい。

まだ日も落ちてないが、冷蔵庫に入っている甥っ子のジュースを割材に酒を飲むことにした。疲れが溜まっているのか体感時間的に22時くらいの感じがした。

カブの走行距離は62600キロとなった。出発した時が55000キロほどだったから本州も含めて7600キロくらい走ったと思う。新潟から滋賀まで旅しながら自走してたらもっと走っていただろう。

後輪のブレーキやハブダンパー（？）など替えなければならない部品もあるが、まだまだ乗れそうな感じなので大事に乗っていきたいと思った。お疲れ様カブ。

頑張ってブログを更新していたのに、元々コメントをくれていた特定の方からのコメントしか貰えなかったのが少し残念ですが、自分のこの記録が誰かの旅に出る原動力になってくれることを祈っております。