6時半に起きた。車中泊組はベンチで寛いでいるようだった。水場で身支度して昨日買っておいたパンを食べて撤収。8時半に出発。
道の駅に月山で休憩。そば屋があったりワイン売り場があったり、吊り橋の先に使われていないワイン保存庫跡があったり、ボルダリング施設があったり、街の外れにしてはいろいろ盛りだくさんな道の駅だった。
自販機があったのでコーヒー休憩したが、10月になったからか温かい飲み物も買えるようになっていてありがたかった。
峠に入ってかなり山奥の方になってから自動車専用道路の標識が出た。どこか別の道がないか地図を見たもののなかった。行くも戻るも地獄みたいな状況なので、仕方なく走ることにしたが交通量が多くて大型車も通るので難儀した。
さらには高速道路区間になると標識があって、まさかここに来て今来た道を引き返すことになるのかと思ったが、なんとか国道と高速道路に分岐してくれたと同時に自動車専用道路区間も終わった。
道中、トンネル出口付近で大型トラックに追い越しかけられて、風圧でむちゃくちゃ訳のわからない状態になって怖かったのでめちゃくちゃ安心した。正直今日はこれ以上走りたくないと思ってしまった。
手も痺れて来たのですぐ近くになった寒河江ダム広場で休憩した。マップアプリのルートで表示された川沿いの道を選んでおけばよかったと後悔した。ぐったりして展望台に行って写真を撮るも、訳のわからないオブジェがあるだけで天気も悪いのでテンションが上がらず。
展望台から戻ってきたらみんなカメラをダムに向けてたのでなんだと思ったら噴水のパフォーマンスみたいな時間だったようでスピーカーから音声が流れていた。高さ100mくらいまで吹き上がっているらしい。自動車専用道路を無理繰り走ってきたかいがあっち言うものか。もう本当に疲れた。
道の駅にしかわへ。ここも割と最近できた道の駅なのか綺麗で温泉もついていた。軒下も大きくてバカでかい東屋もあった。少し早いがここでお昼にすることにした。月山ビールポークカレー800円を注文。大盛りでも同じ値段だったので大盛りにした。ちなみにノンアルコールである。
疲れたのでバカでかい東屋で昼寝した。大型車の駐車スペースの後ろに東屋があったのでトラックドライバーさんなのか既に先客がいた。もしかしたらトンネル内で追い越しをかけてきたドライバーさんかも知れない。
遅くてすまねぇ。そもそも走ってすまねぇ。死人が出てもおかしくないから、もっと手前からもっと分かりやすい標識を出してくれ。今回の旅をしていて一番走りづらかった道だった。
程々寝たところで出発。道の駅を出てから割とすぐに不良老人秘密基地値う独特の文字の変な建物が目に入ってしまったので、気になってUターンして写真を撮った。
日本一周していた時に大阪と奈良の間を抜ける暗峠とかいう酷道の頂上にあった、私服警察官被監視中の貼り紙がむちゃくちゃ貼られた建物の次くらいにインパクトがある。横のウクライナ云々も奇天烈な感じも合間ってここで足を止める人は多いのではないだろうか。
どうやら向かいにある食堂の駐車場のようだった。どんな人が経営しているのか少し気になったが、人気がないので入るのはやめていた。こういう珍スポットがあると気になって戻ってしまう。
道の駅などで休憩しながら目当てのキャンプ場へ。キャンプ場に着いたら山形では芋煮会なるものをしている人が平日なのにも関わらず多かった。幸いキャンプ場の敷地は広く奥の方に張れば快適に過ごせそうだった。
サイトをしばらく散策していると青森で会った同い年の同じ中華カブの旅人が来た。昨日LINEで近況報告をしていたら、お互い結構近かったので合流することになっていた。どうやら四日連続で登山して今日はお休みでどこかでゆっくりしていたらしい。
サイトの奥の方にテントを張ってベンチでコーヒーを飲みながら話をした。ウーバー関係の話をして旅が終わったら付けようと思っているホムセン箱に入りそうな保温保冷バッグを教えてもらったりした。
いい時間になったので風呂に入ってくることにした。日本一周した次の年の秋にカブで長期で旅した時に立ち寄った銭湯で580円と少し高くなっていたが懐かしかった。
ここで自分史上最長の6年だか7年だか、結果的に長く務めることになった某運送会社のお歳暮の仕分けの短期のバイトを申し込みの電話をしたんだった。
夏の中元の仕分けの仕事もしていて名前も覚えてくれていて、今まだ山形なんですけど仕事が始まるまでには滋賀に帰るので、なんとか取ってくれませんかと言ったら快く了承してくれてありがたかった。
近くにスーパーがあったのでそこで買い物してキャンプ場へ。弁当がえらく安かったので写真とは違うカキフライ弁当を購入した。のんびりし過ぎてすっかり暗くなっていたので戻るのにどこで曲がるか見えづらくて少し苦労した。
キャンプ場で青森で会った方とベンチで飲み食いしながら話をした。どうやら登山を始めたのは4年前だが本格的に登り始めたのはこここ最近だとおっしゃっていた。
その方も今の自分と同じで登山には体力が要るというイメージがあったが、どうもちゃんとした靴があれば思ってるよりもしんどくないらしい。
あとは食料や水や雨具など必要なものが入るザックでまともな服装なら大丈夫らしいので自分もトレッキングシューズを買ってどこか3時間とかで登れる山に登ってみようと思った。
北海道の山は森林限界とかいう植物が生えていられるボーダーラインが低いからか、本州に比べて高いところまで行かなくてもいい景色が見れるボーナスステージ的なゾーンが長いのでいいらしい。
お互い落石岬に立ち寄っていて、そこの景色が魹ヶ崎に似ていて良かったと言ったら、登山して上から見るけしきはその30倍くらいの良さがあると言っていたので、口で言い表せない良さが登山にはあるのだろうと思った。
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