IPOで当選倍率を公表している証券会社は少ないです。私が知る中では楽天証券が有名ですが、実はエイチエス証券も当選倍率を公表しています。
私は去年のIPOラッシュの12月に、エイチエス証券が主幹事であったIPO銘柄グローバルインフォメーション(4171)にポイント枠で当選することができました。
それで、どのくらいの当選倍率(確率)だったのだろうと気になってはいましたので、最近なんとなく口座にログインして確認してみたところ、当選確率が発表されていました。
ですが、私的にいろいろと疑問に思う点があったので、記事にしてみました。記事の結論を申し上げますと、グローバルインフォメーションとインバウンドテックの当選確率逆じゃね?って話です。
エイチエス証券さんが公表している当選倍率
まずはエイチエス証券さんが発表している当選確率を見てみましょう。
はい、グローバルインフォメーションの当選倍率は2160.25倍となっております。そしてポイントを使用しての倍率はかっこ内の27.66倍です。
ポイントを使用せず申し込んだら当選確率は0.046%、ポイントを使用していたとしても3.61%と言うことになります。
私がいつも推定当選確率を出してくださっているサイトさんの情報だと、グローバルインフォメーションのエイチエス証券の抽選に割り当てられる枚数は430枚ほどでした。
つまりポイントを使わずに申し込んだ時の当選倍率が2160倍となると、430×2160=928800人の人がエイチエス証券からグローバルインフォメーションのBBに申し込んだということになります。
IPOにポイント枠で当選させて貰って利益を出せている身ながら、こんなことを言うのはアレなのですが、後期型の岩井コスモ証券などの口座開設数も考えると、エイチエス証券の口座が100万口座以上も設されているとは思えないんですよね。
疑惑のインバウンドテックの当選倍率
疑惑のインバウンドテック(7031)の当選倍率ですが、ポイントを使わなかった場合の当選倍率は24.53倍(約4.076%)。
ポイントを使用した場合の当選倍率は7.08倍(約14.12%)とかなりの高確率で当選できた結果となっています。
ちなみにインバウンドテックはエイチエス証券主幹事でありません。エイチエス証券はIPO主幹事になることは、ここ数年の傾向からして1年に1回あるかないかです。
上記画像のグローバルインフォメーション以外はすべて平幹事となっています。パッと見て分かる通り当選枚数が多いバラマキ案件でない限り、平幹事の時の当選倍率は常に2000倍くらいになっています。
これが私がグローバルインフォメーションとインバウンドテックの当選倍率データが入れ替わってるのでは?と思った理由です。
以前のエイチエス証券主幹事銘柄の当選倍率
参考までに下記の画像はグローバルインフォメーションの前にエイチエス証券が主幹事を務めたIPO銘柄であるピー・ビーシステムズの当選倍率です。
こちらは当選倍率が62.12倍、ポイントを使用した時の当選倍率が24.52倍となってます。他の主幹事を務めた時と平幹事だった時の倍率の差がかなり顕著になってますね。
今回のグローバルインフォメーションとピー・ビーシステムズも当選枚数的には大きく離れていませんので、グローバルインフォメーションも当選倍率的には2桁程度になっていないとおかしいはずです。
ここまで来てダメ出しをするというか、重箱の隅をつつく的なことはしたくないんですが、なんやったら交換できるくんとKaizen Platformの当選倍率もテレコ(入れ替わり)になってるんじゃないかと思うんですよね。
当選枚数とか利益になりそうな見込みから考えても、どう考えてもKaizen Platformの当選倍率の方が高くならないとおかしいんですよね。
もし上記画像の当選倍率が本当だったとしたら、交換できるくんにIPOポイントブッパしてたら良かったわと思いましたからね。
言うて私もインバウンドテックとグローバルインフォメーションは、頭の中でごっちゃになっていて、インバウンドテックの落選の結果を見て、エイチエス証券主幹事の当選確率が高い銘柄の落選だと勘違いしてしまったので、人のことは言えませんが。
私の仮説が合っていた場合
私の仮説が合っていた場合前提で申し訳ないのですが、グローバルインフォメーションと員伴戸テックの当選倍率のデータが入れ替わっていると仮定します。
そうなると、グローバルインフォメーションの当選倍率は24.53倍、ポイントを使用した時の当選倍率が7.08倍となるはずです。その上の28.69倍というのは通常当選分も含めた合算確率なのでしょう。
私はタイミングよく通常なら口座開設で1000ポイント貰えるところを、2000ポイントを倍のポイントを貰えてそれを惜しみなく使ったので、7.08倍の2倍の14.16%までは行かないにしても、10~12%くらいの当選確率になっていたのではと推測しています。
合算確率(?)的にも3割くらいの人が、グローバルインフォメーションに当選できたと考えるとかなりおいしい案件になりました。
やはりIPOは主幹事を務める回数が少ない証券会社も、開設して置くにこしたことがないなと思わされました。
あとがき
まぁそんなこんなで、エイチエス証券の当選倍率データ、テレコになってね?って話でした。
多分ね、自信はないんですけどテレコであってると思うんですよ。そうやないとデータ的におかしいと思うんですよ。
私も記事に書いた通り、グローバルインフォメーションとインバウンドテックが頭の中でごっちゃになっていたものの、グローバルインフォメーションのポイント枠当選が貰えてうれしい思いをしたんです。
まぁ他の人がどう思うかはいろいろあるかと思います。ですが、私的には最初にアップした画像の上記4銘柄はテレコ祭りになってる説を私は推します。
テレコやないとデータ的におかしくない?って思うのがIPO投資家だと思うのですが…。もしかしたらある程度日が経ったらデータも修正されるかも知れませんね。
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