結局昨日は近くにテントを立てたグループが22時くらいまでお喋りしていてなかなか寝付けず。
やけくそで夜更かししたら翌日に影響が出るので寝れないにしろ早めに寝袋に入って横になっていたらいつの間にか寝てしまっていた。
ただ夜の寒さがきつくなってきているのかトイレに何回か起きてしまった。それなりに着込んでギリギリと言った感じ。上に掛け布団的に冬用の上着が欲しいくらい。
朝6時過ぎに起きてしまったので水場で身支度して東屋の下でパンを食べながらコーヒーを飲んだ。寒いのでコーヒーが染みる。
寒いのでテントの中で少しうだうだして少し早めに出発。大久野島への1便9時の30分前に着いてしまった。朝早いからか自転車数人と車が何台か停まっているだけだった。
数分したら窓口が空いたので大久野島との往復チケットとうさぎのエサ2袋を購入。日向でのんびりしながらフェリーを待った。
大久野島へは8年前くらいに正月明けに青春18きっぷを使って呉、竹原を観光した時以来なので楽しみだ。時間になってフェリーが来た。忠海側から車で移動する人が多いのか車が満載だった。
しばらくして大久野島が見えてきた。桟橋近くにホテル近くまで無料のシャトルバスが出ているので今回は乗って少し楽をすることにした。
とりあえず毒ガス資料館を見学。中の撮影ができないのが残念だが150円なので一見の価値あり。昔に比べてじっくり資料を読んだ。資料館のすぐ隣に中に展示しきれないからか毒ガス製造機が展示されていた。
毒ガス資料館見学後はうさぎに餌をあげながら砲台跡的なところを見て回る。登ったり降りたりでしんどい。日が出ている時に夜寝るとき用の格好で歩くと汗だくになる。
前は行ってないであろう灯台方面へも行ってみたものの崖崩れの危険があるためか近くまでは行けず。意外といろんなところに遊歩道や展望台があったりして新しい発見があった。
休憩しながら大久野島をまわった。毒ガス関係や砲台跡など相変わらず独特の景色が広がっていた。
発電所跡近くのトンネル内に傷みがある部分をマークしてあるのか謎の図が描かれていたのが印象的だった。
相変わらず至る所にうさぎがいて飢えてる子は向こうからおねだりしてきて可愛い。しかし、休日で人が多いからかうさぎの餌の食い付きがすぐに悪くなってしまった。
毒ガス資料館は後回しにして先に餌やりをすれば良かったと後悔した。
島を歩いている途中、餌はどこで買えるんですかと聞いてきた男性の方に、2袋買ってまだ開けてない餌があるんで買い取って貰えないか交渉したら無事交渉成立。
買ったお値段そのまま100円で買い取って貰えた。50円玉2枚だったので、もしかしてライダーさんなのかと思ったり。
なんやかんやでフェリー乗り場まで戻ってきた。時間も12時前になってしまった。9時半に着いたので前より長く滞在した。
餌が余ってしまったのでフェリー乗り場近くのうさぎを探してなんとか使い切った。近くにいた人に今日は少ないですねと言っていた。
確かに前に来た時はホテルの周りは20匹くらい固まって居た気がしたので繁殖期とか時期的なものもあるのかも知れない。
餌も無事に使い切ったので買い取って貰った餌代の50円玉2枚を財布に入れようかと、スマホを入れているポケットの奥を探ったら1枚しかなかった。(しろめ)
頻繁に写真を撮るためにスマホを出し入れいていたからどこかで落としたのだろう。まぁ100円玉1枚だったらそのままロストしてた可能性があるのでヨシとする。
お金はその場で財布に入れるべきだった。本当が定かではないが島ではうさぎの餌を売ってない的なことも聞くので餌やりしたかった男性が楽しめたなら幸いだと思う。
うさぎはなかなかうまく写真が撮れなかったが可愛くて癒された。
12時15分の盛港方目へのフェリーに乗船。忠海からやってきたお客さんが降りてきたがお昼というのもあってかかなりの人数だった。忠海方面へ出る高速船みたいな船も行列ができていた。
途中、高速船がフェリーの近くを通って行った。思わず手を振って写真を撮ってしまった。方角的に因島の方に向う船なのだろうか。
大三島に戻ってきて天気もいいので海沿いを走り、伯方の塩の工場裏にある流下式枝条架塩田に行ってみた。稼働してたが地味で前と見た時とそんなに変わらなかった。
お昼にしたかったが三連休でお天気もいいと言うことだけあって、有名どころのレストランはどこも行列ができていた。伯方の塩の工場も車を整理する警備の人が立っていた。
調べてみたら伯方の塩の工場となりにある入浴施設でレストランだけ使うことも出来るみたいで海鮮丼が1000円とリーズナブルだったので入ったものの、海鮮系は売り切れてしまったのか券売機で買えなくなっていた。
どうするか迷ったもののご当地メニューっぽい今治焼豚玉子飯800円を注文。券を買ったはいいが席が少なく空き待ちする必要があるようだった。仕方なくシートに名前を書いて待つ。
もう今日の観光は済ませて自由時間みたいなものなのでどうとも思わないが、三連休はどこ行ってもこうやって待ちが発生するのが面倒だと思った。やはり平日に旅行できる人の方が何かと安く済んだり空いてたりでいい。
空きが出て入ってからも少々待った後、今治焼豚玉子飯が出てきた。チャーシューが乗っていて食べごたえがあって美味しかった。目玉焼きがトロトロなのがいい。
元々入るつもりだったが、ついでなのでお風呂も入っていくことにした。海水を組み上げた温泉があってヌルッとしてて独特の感覚だった。天気もいいので露天風呂からの景色もなかなかだった。
お風呂から出て東京方面のナンバーのスーパーカブプロの人が駐車場に入ってきたので声を掛けたらキャンプ場が一緒の人だった。夏休みが取れなかった代わりに何日かの連休で旅をしているそうな。
今日は生口島を一緒してきたらしい。そして自分が行き損ねたとんでもない道の先にある式根島灯台に行ってきたらしい。
話を聞いたところ自分が間違って突っ込んだ畑への道じゃない方の道もはずれで、2つの道の中にある坂を歩いて登っていくのが正解だったらしい。
あんなビジョンメガネのCMみたいな矢印看板で分かる訳ないやんけ。物を売るってレベルじゃねぇぞ。ふざけんじゃねぇ。
そう思いつつ気を取り直して引き続き海沿いの道を走って買い物してキャンプ場へ。途中狭い道を通って展望台から写真を撮った。大した展望ではなかった。
さすがにキャンプ場は明日平日というのもあってテントはがくっと減っていて10張り程度で少し安心した。
干していた洗濯物などを回収していたら尾道ナンバーのPCXの方がまた来ていたようで声を掛けられた。こんな気軽にしまなみ海道を走れるなんて本当にうらやましい。
PCXの方が何年か前に自転車に乗ったジジイと理不尽な交通事故にあった話をされていて、自分も当たり屋みたいな動きの小学生と同様の事故にあって、面倒くさいことになったという話しで盛り上がった。
その方は相手が1ヶ月入院することになったらしいが、不起訴扱いみたいなことになって免許の累積点数が発生するなどがなかったらしい。
自分も人身事故として届けられたはずが、年に一度仕事先で半強制的に事故違反歴を調べる手続きをして発行してもらった書類に物損事故(安全運転義務違反)で、2点の累積になった上で三年無事故無違反の特例で帳消し見たいな処理をされていたのを思い出した。
ジジイの子供や家族はまたやったかみたいな感じで、うちが悪いですとのことで揉めはしなかったみたいだけど警察の人から本当に反省してるのかという追求が面倒だったらしい。
まぁ、いかんせん子供とジジイは当たったらこっちが悪くなるから気をつけんとあかんねぇと事故あるあるで盛り上がってしまった。明日は今治市内に行って何日か観光して東予から大阪の南港行きのフェリーで帰ることを伝えて別れた。
いつもの様に東屋の下で割引された野菜セットを炒めて食べている。明日はいよいよしまなみ海道を去る日だ。なんやかんやで身近島のキャンプ場にもお世話になった。
もう少しで旅が終わると思うと寂しい気持ちになる。夜の冷え込みのことを考えるとこれ以上旅を続けるのは厳しいし、何よりもいろんな絶景を見れて腹いっぱい。
明日は今治市内のキャンプ場に移動。その次の日にとあるところを観光してその日のうちに夜出て朝に着くフェリーで大阪に向かって滋賀に帰ろうと思っている。
長いようで短いような濃密な時間を過ごして来たがさすがにずっと野宿だとなんだか疲れてきた気がする。帰りたくない気持ちと帰りたい気持ちが同時成立している不思議な状態。
まぁなにはともあれ、最後まで安全運転で旅を楽しもうと思う。
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