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株主優待目当てで初めてのクロス取引(つなぎ売り)をしてみました。

今年の3月に新規上場する銘柄がのきなみ上場中止となり、今年中のIPOはもうないだろうと思っていましたので、前からずっとやってみたかった、株主優待のタダ取り(※実際には取引手数料や貸株料が掛かります)と言われるクロス取引をやりました。

クロス取引をやってみての感想なんかを記事にしていきたいと思います。

そこまで難しいこともなく、”スーパーの特売の卵を家に居ながらゲットできるかの如く”お得に株主優待を手に入れることができますので。知っておいて損はないですよ。

IPO投資同様ですが、もっと早く知っていたらなぁとつくづく感じました。(笑)

そもそもクロス取引(つなぎ売り)ってなんぞ?

買いのポジションと売りのポジションを同時に持ち、権利落ち日以降に決済することで株主優待が取れるというステキな取引のことです。

買いと売りのポジションを両方持つことで、株価が上下しても損することも得することもなくなります。いわゆる両建ってやつです。

株主優待を貰おうと思ったら、権利確定日の二日前(権利付き最終日)に株を購入する必要がありますが、株主優待が貰える権利が確定した翌日の権利落ち日以降は、株を売る人が多くなるので下がる可能性が高くなりますよね。

そうなると株主優待目的で買ったのに、株主優待分以上に株の価格が下がって、損してしまうことが発生する訳です。ずっと保有する気があるのなら別ですが、優待目的だと目も当てられない状況ですよね。

そのリスク回避のために、権利付き最終日までに”現物の買いと同時に、信用取引での売りの注文を同時にする”ことで、権利付き最終日と権利落ち日の値下がり幅をゼロにできます。

  • 現物買いの手数料
  • 信用売りの手数料
  • 貸株料

上記3つのコストだけで株主優待が取れることからか、株主優待タダ取りと言われてたりするようです。

2019年の12月に主要な証券会社が、1日の約定金額が50万円以下だと手数料が0円!なんて感じで手数料がかなり安くなっています。株価が50万円以下の銘柄なら貸株料のみで株主優待がゲットできるとなると益々お得感が増しますね。

クロス取引をするには信用口座の開設が必要

さて、クロス取引が素敵な取引方法だということが分かったところですが、信用口座がないと信用売りをすることができません。

私はSBI証券の口座を10年以上前に作っていて(私が開設した時はイー・トレード証券でした)、実際に何度か株式の取引をしたことがあったので、そちらに全財産の90%くらいの資金を入金して、信用口座の開設の申し込みをしたところ、あっさり審査通り開設することができました。

証券口座によって基準があると思うので、何とも言えませんが100万円以上入金して、口座を開設してある程度月日が経っていたら開設できる可能性が高いのではないでしょうか。

本当はSMBC日興証券がクロス取引するのにすごく使えると聞いていたので、そちらを開設したかったのですが、資産300万円以上という明確な基準が公開されていましたので諦めました。

そんなこんなで、前述の通り一番可能性が高いSBI証券で申し込みしてダメならクロス取引諦めたろ!と申し込みしたら開設させてもらえました。

今はクロス取引のことを、証券会社がウェブ上やメールでアピールするくらいなので、思ってるよりも審査は通り安いのかも知れませんね。

私が今月クロス取引した銘柄と株主優待

  • サカタのタネ(1377)
  • 日本毛織(3201)
  • 大黒天物産(2791)

上記の3銘柄です。

サカタのタネの株主優待はカタログに掲載されている中から1つ選べる商品のようです。サイトで去年のカタログを見ることができて、お米1.5kgが選べたようなので今年も一覧にあることを期待してクロスしました。

日本毛織の株主優待はクオカード500円分と株主優待カタログの特別価格購入権です。主にクオカード目的でクロスしました。

大黒天物産の株主優待は2000円相当の岡山名物のピオーネだそうです。実はクロスするつもりはなかったのですが、資金に余力があったので、もうちょっと優待を取りたい!という気持ちがありまして、とある理由で急遽、制度信用でクロスしました。

買いと売りのポジションを両方持ち、権利確定日を終えたところで優待の権利が確定しましたので、相場が帰宅後に翌日に現渡するための注文をして決済完了です。

実は本当にこれで株主優待をお得にゲットできたのか自信がありません。優待の案内が届くまで気長に待とうと思います。まぁ届くころにはクロス取引してたのを忘れていそうですが。(笑)

あとがき

そんなこんなで、信用口座を開いてクロス取引で株主優待をお得にゲトりました(推定)って話でした。

大黒天物産ですが制度信用だと逆日歩というリスクがあるので怖かったんですが、SMBC証券の逆日歩予報という機能で、ある程度の可能性を調べることができるみたいなので、当日の午前中のデータが反映されるお昼の情報を見て、逆日歩の可能性が11%だったのでクロスしたのですよね。

ですが最新の予報が発表される12時40分のデータだと96%に跳ね上がっててギエピーった訳です。チキって注文を取り消しするのも考えましたが、2000円相当のブドウを超えるほどの大きな逆日歩が付くことはないのではと思って思い切ってそのままクロスすることにしました。

逆日歩は明日になってみないといくらなのかが分からないみたいですが、優待系のブログを見てるところ相当高額な逆日歩が付くことはそんなにないと聞きますので、モノは経験ってことでちょっと冒険しました。

新しい経験を積んでもっとお金的に、得できるような知識を身に着けることができたらいいなと行動してみましたが、ここでちょっと痛い目を見ても勉強料だと思って、やり方を改善するなりでトータルで得できる人間になりたいところですね。

お金系のことって知識を得て考えるのって本当楽しいって思います。

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えぬまるライフ

コメント

  1. なおキチ より:

    おお、優待取りされたのですか!
    私も結構気になってたのでレポートありがたいです。

    質問ですが、優待取りに掛かった費用の合計は3枚目の写真の「諸経費」の欄の数字でしょうか?
    もしそれなら相当お得な取引ですよね。

    今回のようにIPOが一時的に無くなって、IPOに当てていた資金が銀行に預けっぱなしで何も生まないというのも勿体無い話ですもんね。そこで新たな技術を取得しつつ利益もでたなら素晴らしい結果だと思いますよ。

    • えぬまる えぬまる より:

      モノは試しと思い切ってやってみました。やらないと分からないことも多いと思いますので。

      今回取引したSBI証券の例ですが、なぜかクロス取引が終わった今現在の口座の残高が4000円近く減ったままなんですよね。買い注文や信用売りの注文をするときに手数料が加算されていたので不思議に思っていたのですが、どうやら1日の約定金額が現物・信用別枠で50万円以下なら手数料無料のアクティブプランでも、一時的に手数料分を資金から拘束されてしまうようです。

      取引後に来た電子交付の知らせを閲覧しても手数料自体は掛かっていませんでしたし、貸株料も逆日歩も私の想定していた通りでしたので、もしかしたら一時的に拘束された手数料が月単位でキャッシュバックされる仕様なのかも知れません。

      私自信も今回の優待取りに掛かった費用が把握しきれていませんので、もうちょっと日が経ってから口座の残高を見て、改めて記事にしたいと思っていますので、もう少しお待ちください。