寝落ちしたのか夜中に1度目が覚めた。コップに入れた焼酎の水割りを飲むことなくメガネを掛けたまま寝たようだった。起きたら7時を回っていた。
ライダーの半数くらいは既に出発済で、自分が炊事場で身支度が終わる頃にはファミリーのテントしか残ってない状態だった。天気が悪いので連泊するか迷ったが、みんな撤収作業して行くので釣られて自分も出発することにした。
撤収作業開始して30分ほどで積み込み完了。何分くらい掛かってるのかと気になっていたが折り畳み傘みたいな構造をしているテントを使っているからか、思ってるほど時間が掛かってなかった。バイクを横付けできるキャンプ場なら20分ちょいかも知れない。
バイクの鍵を紛失したのか慌てている3人組がいたがライダージャケットのどこかに入っていたようで歓声をあげながら出発していった。フェリーがどうのこうのと言っていたのでこの曇天の中オロロンラインを走って稚内に向かうようだった。
昨日買い物したセイコーマートでゴミを捨てさせてもらったところで海側が晴れてきて暑くなってきた。本当に天気予報は当てにならないと思った。実際の天気を見て勘で動くのが1番手堅いと感じた。
10時とお昼にしてはめっちゃめちゃ早いが、手塩のグルメをもう一つくらい食べておきたくて道の駅に立ち寄ったがレストランの開店は11時の模様。出発しても中途半端なところでお昼になりそうなのでレストランの開店まで無料で使えるWiFiを使ってポイ活。
11時前に券売機が使えるようになった。1000円札がなかったのでレストランに両替をお願いしたと同時にレストランは後ちょっとですよねと聞いたら、もう注文してもらっても大丈夫とのことだったので、券売機で食券を買ってホッケカレーを注文した。
やはり海沿いはご当地の魚介類が入っているグルメがうまい。空腹を満たした後、オロロンラインを南下していたら宗谷のキャンプ場で一緒だった青森の人の車が留萌目指して走っていた。特徴的なJeepだったので分かったけど車だとニアミスしても分かりづらいのが難儀だ。
東に抜けるつもりが道を間違えていて大幅に引き返すことになった。名寄なんとか線と名前が付いているのに抜けられないとは何事か。どおりで全然車が通らないと思った。面倒でナビを使うまでもないだろうと思っていたらこれだ。一番奥がどうなってるのか気になったけどすぐ引き返した。
その後、道道119号を走って118号で美深方面に抜けようとしたらまたもや通行止めの看板が立っていた。仕方なく国道40号で音威子府を目指したものの、峠道でスピードも出ず、まぁまぁ車も多かったので疲れた。オロロンラインの方は天気がよかったのに音威子府の方は天気が曇天だった。
道の駅音威子府に着いてコーヒー休憩した。13時半だが食堂が売り切れのためか終了していてブーブー文句を言っている人が多かった。天塩の道の駅でお昼を食べておいて本当に良かったと思った。食べてなかったら今頃満腹度ゼロの状態で行き倒れ人形になっていたことだろう。
JRの音威子府駅もすぐ近くにあるようだったので歩いて見に行ってみたらなかなか綺麗な駅舎だった。天北線資料室というコーナーもヘッドマークなどの展示が豊富だった。駅中の有名な蕎麦屋さんは経営されてる主人が肺がんで亡くなったそうで廃業状態になっていた。
JRも道の駅もだが音威子府は野宿や車中泊に関してかなり厳しいようだ。道の駅に車中泊禁止のデカデカとした看板があった。駅舎もチャリダーさんが泊まったりしてるのかな。
最近になって駅舎が改装されたのか、駅ナカリモートスペースと言うスマホやパソコンを充電していいスペースがあった。本当に自分はコンセントを探すのがうまいと思ってしまった。もはやコンセントの声が聞こえると言っても過言ではないくらいコンセントを見つける自信がある。
この感じだとこの路線の特急が停車する駅には同様の充電できる設備が整っている可能性が高いので、充電に困ったら停車駅を調べて立ち寄ってみると手持ちのパソコンやモバイルバッテリーを充電できるかも知れない。
目当てのキャンプ場まではあと30分ほどであれば着くので次にいつ充電できるか分からないのでここでパソコン類の充電をしておくことにした。何をするでもなし15時までボーッとして何となしに駅の外に出てみたら雨が降っていた。
寝袋を入れていたビニール袋が破れて走行中に凄いビロビロとなって走行に影響が出そうなので寝袋そのままで積載していたので慌ててカブの元へ行って少し破れたビニール袋に包んで対処した。どうやらまだ降り始めだったのでそんなに濡れてる感じではなかった。
再び駅舎の中に戻って天気の情報などを見ていたら、駅に15時5分発の特急が入ってきた。前に稚内でみたやつと同じだったが、駅舎の窓越しから撮り鉄しておいた。ドゥワァ! センナナヒャク!!
外は小雨が続いているので雨が止むまでブログを書いて過ごした。なんやかんやで15時半になっていた。充電はほぼ満タンに出来たので目当てのキャンプ場に向けて南下。なんとか無事に美深キャンプ場に到着。
リアタイヤの溝が少ないからか空気が減っているからなのか、直進安定性がないと言うか妙にぐらついてる感じがしていつものことでもあるのだが全然スピードが出せず。2桁国道というのもあってか交通量も多くて、後ろからどんどん車やダンプカーが追い抜いて行くのでかなり神経を使った1日だった。
道も音威子府に入ったくらいから北海道らしい道でもなく全く楽しくなかったので移動で疲れただけの1日だった気がする。
キャンプ場は入った時はファミリーキャンプやクルマ勢のテントばっかりで混みあっててギョッとしたがキャンピングカーや車がテントを張れないライダー専用みたいな区画があった。そちらはガラガラだったのでそのエリアの端っこの方にテントを設営。
すぐそばにセイコーマートがあると思っていたら10キロくらい先にあるらしかった。とりあえずキャンプ場すぐそばのびふか温泉に入ってさっぱりした。キャンプ場が400円で温泉が450円とお安くていい。レストランで夕食にしてもいいかと思ったがなかなかの値段だったのでやめておいた。
風呂に入ってからイヤイヤ買い物に行ったが通勤時間を過ぎたからか、交通量はほとんどなく先程のストレスもなくセイコーマートに買い物に行けた。ココ最近なんやかんやで買い物と風呂以外何もしなかったという日がないのでもうそろそろ何もしない休息日を入れた方がいいような気がしてきた。
今日もセイコーマートの100円パスタを夕食にした。本当に安上がりでありがたい。おつまみの焼き鳥も買ってきて晩酌。テントの中でこうやって飲み食いしてるのがたまらない。
リアタイヤの感触が気になるので、10日くらい前にオイル交換をしてもらった旭川のホンダのバイクショップでタイヤ交換をお願いできるか聞いてみようかと思う。タイヤはおそらく取り寄せになると思うがお盆に入る前にタイヤ交換できるといいのだが。
こんなことならやはり旅に出る前にリアタイヤも交換しておくべきだったかなと後悔している。明日は天気が良ければ名寄のひまわり畑をみたいけどどうなることやら。晴れてたら観光しないと損みたいな気持ちになるから1日中曇天でいいやと思えてきた。たまには本当に何もせずに休みたい。
美深キャンプ場は珍しくチェックアウトが15時のようなので、お昼前くらいまで天気を見ながら移動するかどうか決められるのがいい。と言うか昼くらいまで曇天だったら実質休養日かな。それでも連泊するかしないかのジャッジを遅い時間まで伸ばせるのはありがたい。
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