北海道旅67日目 晩成から襟裳岬を観光して静内へ

6時に起きた。昨日は冷え込みがキツくてあまり熟睡できなかった。あそこまで冷えると知っていたらヒートテックを着ていたのだが。

冷え込んできてからバイクのサイドバッグからガサガサ取り出して、上を全部脱いで着る気にはなれなかったので今後晩の気温をみて入浴する際にヒートテックを着るか判断した方が良さそうか。

いかんせんあの寒さは今の滋賀では考えられないことだろう。水場で身支度してパンを食べて、いつもならテントの中が蒸して暑くて外に出るところが、逆にテントの中で暖を取る形になった。ある程度日が出て暖かくなってきたところで外に出て撤収開始。

朝露が凄かったのでテントとブルーシートを乾かすのに少し時間が掛かったものの8時に出発。襟裳岬に向けて順調に南下。天気がよくて景色も綺麗なのはいいが、長いトンネルが何個もあって体が冷えてしまった。北海道はトンネルが連続しているトンネル地獄な道があるのが嫌だ。

特に最後の長いトンネルのえりも黄金トンネルに関してのは、総延長5キロと長すぎたのでトンネルを抜けたところで、たまらずバイクを停めて日を浴びて体を暖めた。トンネルの出口からすぐのところの展望台で写真を撮った。日本一周してた時もここで写真撮った気がするなぁ。

襟裳岬に近づくに連れて風が強くなっていった。風でバイクごとぶっ倒された経験があるので、ある程度の強風が吹いてバイクが左右に持ってかれると怖くてスピードが出せなくなる。襟裳岬に着くちょっと前くらいにトミーさんとすれ違った。すれ違ってから気づいたのだが。

前日のブログでは自分が今日行こうとしている新ひだかのライダーハウスに泊まっていたと書いてあったので、帯広に向けて走ってくるなら襟裳岬あたりで会うのではと思っていたが。

襟裳岬に着く頃には体もすっかり冷えてしまったので10時過ぎとお昼には早すぎるが、レストランで襟裳岬名物ラーメンの味噌1200円で昼食にすることにした。カニやタコや昆布などの海鮮ものが入っていて美味しかった。海鮮物なので塩味にした方が良かったか。

食後、岬まで歩いてみたが相変わらず風が強い。日本一周してた時はセイコーマートで朝食のパンを買って食べた後、なぜか店員さんに塩むすび3個セットみたいなのを貰うことができて、岬でお昼に食べたのを思い出した。

天気が良かったのでこちらもいい景色を見ることができた。空の青さと海のエメラルドグリーンみたいな色にはテンションが上がった。風も強くて風力発電の風車グルグルで端っこ感満載。多分前来た時よりもいい天気で見れていると思う。

西の神威岬、北の宗谷岬、東の納沙布岬、南の襟裳岬と北海道の岬４強みたいなところを全部行った訳だが、どこも特徴があっていいと思った。そしてどの岬もいいお天気に恵まれて本当に運がよかった。

その後苫小牧方面へ走っていたが、こんな景色のいい道路だったのかと思った。紀伊半島の潮岬あたりを走っている感じ。道の駅おじさんは道の駅以外でも快適に泊まれそうな場所を候補にすることがある。

途中セブンイレブンのすぐ隣にいい感じの公園があったのでついつい物色。道の駅おじさんの血が騒いだ。広大な軒下ものあるので雨でも安心して寝られそうだった。車を停めるスペースがあったら車中泊おじさんだらけになっていたことだろう。

おケツが痛くなってきたのでセブンイレブンでコーヒー休憩することに。なんか昼になってきて気温が高くなって日差しの下でじっとしてると暑く、走ってると冷えるのでもう訳が分からない。なのでホットコーヒーもアイスモナカを買って休憩した。

アイスコーヒーとアイスモナカだったら体が冷えただろうし、ホットコーヒーだけだと暑くなりすぎてたと思うのでちょうどいい選択だったと思った。久しぶりに三井住友クレカのタッチ決済してみたがスマートでポイント還元5%はおいしい。

ポイント還元５％はコンビニ3社とマクドナルド限定なのであまり出番はないが、使い所はあるので退職前に作っておいてよかった。カード払いやバーコード決済は今後も上手に使っていきたい。

道の駅で休憩しながら走っていてら今日の目的のライダーハウス、情報サイトスペースin新ひだかに到着。襟裳岬側から走ってたから見つけることができてが逆側からだと見逃していだろう。ナビを使ってなかったので通り過ぎたのだが。

中には水場があってライダーハウスの外には寛げるテーブルとイスがあった。海のすぐそばで景色のいいロケーションで旅人とお酒を飲みながら情報交換できたらさぞかし楽しいことだろう。こんな施設が無料で使えるのは日本で片手で数えられるくらいだろう。

14時半にもなってないがそれなりの距離は走ったので今日の移動はこれまでにする。中に寝袋やテントなどの不要な荷物を置いて、給油と買い物と温泉に入ることにした。

買い物して温泉へ向かってる途中、えらくカチャカチャ音がするなと思っていたら、サイドバッグのベルトを閉じてない状態で走っていた。ベルトの長さ的にギリギリホイールに絡まなかったが何かと危ないところだった。

やはり夕方になるにつれて疲れが出てくる。風呂に入って休憩所で横になってゆっくりしてライダーハウスへ戻って見るも自分以外の荷物は置いてなかった。買ってきたもやしを炒めてビールを飲みながら作業をして日が落ちる頃になっても誰もこないので、今日は貸切で使えそうだ。

10年近く前からずっとあるみたいなので、ここを管理されている出口組という会社さんには感謝である。無料で雨風がしのげて、充電もできるのは本当にありがたい。昨日はかなり冷え込んだので壁があるだけでかなり快適に寝ることができるだろう。

明日は苫小牧で海鮮ものを食べて白老方面へ向かうつもりです。あと何日かは天気がいいみたいなので、積極的に観光して行きたいところです。あと何日かくらいで函館に着くかと思うので、もうすぐ北海道旅が終わるのかと思うと少し悲しいですね。